➡京都「いづうの鯖姿寿司」
京祇園新地に本店を構える「いづう」をご存知でしょうか。
まず、お伝えしたいのは、この店の「鯖姿寿司」は東京・大阪・名古屋でも、ほぼ本店と同じ味を食べることが出来ます。後ほど、その取扱店舗はご紹介します。
私は京都生まれで、小さい頃は父親に連れられて「知恩院」の墓参りに付き合わされました。墓参りなど、当時は全く退屈な儀式でしたが、唯一の楽しみは、父が帰りにお土産で買う「いづうのバッテラ」でした。
関西では、鯖寿司のことを「バッテラ」と呼ぶことが多いようです。
肉厚の酢が利いた鯖と酢飯との塩梅がよく、とても美味しいのです。
今でも、たまに食べたくなって、東京の出先店舗で買い求めることがあります。
京都の本店は、八坂新地、四条通から切り通しを入り一筋越えた右手にあります。
操業が1781年(天明元年)といいますから、200年以上の歴史を誇る老舗です。
鯖寿司そのものの美味しさは勿論ですが、包装紙や懸け紙などのも老舗らしい工夫が施されていて、楽しくなります。
包装紙は、日本一への心意気を表す「富士山と美保の松原」、そして懸け紙は、春の都踊りや夏の祇園祭など、四季折々の京都の風物詩(版画調)の絵柄になっています。
鯖寿司のほかにも、小鯛寿司や鱧姿寿司、太巻き寿司、京寿司盛り合わせなどもありますが、やはり最初は「鯖姿寿司」を食していただきたいと思います。
お値段もなかなかですが、それだけの価値は十分ありますので、躊躇せずお買い求められることをお勧めします。
➡店舗案内(東京、大阪、愛知、京都)