➡恵比寿お寿司「くりや川」
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先日、ご紹介した「紀風」と並んで、この「くりや川」も私の大のお気に入りです。
この寿司屋さんには、独特の空気が流れています。緊張と緩和、和みと感動が入り混じった何とも心地よいお店です。
ご主人(厨川はご主人の名前)は、40代前半とまだお若いです。一見強面ですが、話すと柔和な顔になり、憎めないわんぱく青年です。実家は伊豆の寿司屋、10年ほど外で修行して高級割烹、会席料理も学んだそうです。腕は確かで、28才からは西麻布のとある寿司屋の板長を任されて、その頃から、実家には戻らず東京で自分らしい店を開きたいと決心したそうです。
実家に戻らなかったのは「自分の想いどおりの店にしたかったから」だそうです。
以前はランチもやってましたが、最近は確か、ランチは水曜日予約のみになっていると思います。
夜のコースでは、おつまみ中心か握りを中心にするか2パターンから選べます。
私は、いつも「つまみで」とお願いしています。
とにかく最初は少々驚きました。生もの、焼きもの、煮もの、握りという一般的な出し方ではなく、既成概念を超えた自由な流儀で、極上の美品が次々に提供されます。
それが、奇をてらった見せかけでないところが素晴らしく、やはり基本を忠実にマスターしているから出来る技なのだといつも感心しています。
お酒も充実しており、特に日本酒(吟醸酒・純米酒)は10種類ほど準備されていて(銘柄はいつも替わっている)、御主人にお任せで一合ずついただきます。以前「〇〇さん、一周しましたよ」と言われたことがありました(笑)。
若い職人さん達もきびきびとご主人の指示に従って動いており、これもまた適度な緊張感を作り出しています。
店を出て、いつも、ぶらぶらと恵比寿駅東口まで歩くことにしていますが、これが、お店の余韻を楽しみながらの丁度良い散歩道となります。