今回は、不朽の名作、米国映画「或る夜の出来事」をご紹介します。
1934年度のアカデミー賞の作品賞・主演男優賞・主演女優賞など5部門を獲得しています。
ストーリーは
「大富豪の父親アンドリューから結婚を反対されて家出した娘エリーは、ニューヨーク行きの夜行バスで失業中の新聞記者ピーターと出会います。旅の途中でエリーの素性を知ったピーターは「これは特ダネになる」と思い、そのまま旅を続けます。二人は、最初は何かにつけて口論になり反発し合いますが、徐々に旅を続けるうちにお互い惹かれ合うようになります。
エリーはピーターに恋心を打ち明けますが、ピーターは無一文で彼女と結婚するわけにはいかないと思い、夜中にエリーを残して、2人の旅行記で金を作ろうとします。翌朝目覚めたエリーは彼に捨てられたと勘違いして父親のもとに戻ります。
エリーは半ば自暴自棄で結婚することになりますが、結婚式の当日、ピーターは父親の元を訪ねて、今回の旅行の経費だけを請求します。その態度を気にいった父親は、エリーにピーターを選ぶよう助言します。エリーは、バージンロードから逃げ出して、ピーターの元へと向かいます。満足顔の父親(アンドリュース)は、ウェストリー(新郎)に慰謝料を払い、結婚を白紙に戻します。
そして、エリーとピーターは、めでたく結ばれます。」
ラブコメディでは「ローマの休日」が余りにも有名ですが、その下敷きになったのが、この「或る夜の出来事」だと言われています。
クランク・ゲーブルの演技が、カッコ良すぎます!
エリー役のクローデット・コルベールもキュートですが、父親役のウォルター・コノリーが、この映画全体を程よく引き締めています。
その後のラブコメディ映画のお手本となった名作です。
一見の価値あります!
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