→「東京庭園美術館」解説https://www.teien-art-museum.ne.jp/
東京都庭園美術館は、都内では一味違った美術館です。1933年、アール・デコ様式の旧朝香宮邸と緑豊かな庭園とが一体となった瀟洒な美術館として開館しました。
2014年、ホワイトキューブのギャラリーを備えた新館が完成し、その後エレベーター設置や庭園の整備等を行い2018年3月に総合開館しました。
私がこの美術館に行くのは、お目当ての企画展があるからではなく、この美術館の建物や庭園の一体となった雰囲気が好きだからです。
軍事研究のためヨーロッパに留学していた朝香宮鳩彦王は、1923年、自動車事故で重傷を負いました。その看病のため允子妃が渡仏し、夫妻はフランスに長期滞在することとなりました。滞在中開催されたパリ万国博覧会を見学した際の影響で、帰国後に夫妻は「アールデコの館」を建てることになったそうです。
現在の東京庭園美術館は、1923年のパリ郊外で起きた交通事故のおかげ?で出来たということでしょうか。
正門の横にレストラン「デュ パルク」(カジュアルフレンチ)も併設されており、ゆっくり楽しめる都内の癒しのスポットです。