→京都の高桐院
https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=1000062
私は、今は東京に住んでいますが、生まれが京都ということもあり、年に数回京都を訪れます。
観光地としても京都は、見所満載です。
京都生まれですので、たまに「京都でお薦めのスポットはどこですか?」と訊ねられることが、よくあります。
そのときは「京都はどこに行かれても外れはないですよ。でも、もし未だ行かれてないなら、高桐院をお薦めします」と応えるようにしています。
1601年創建の京都市内北部に位置する臨済宗大徳寺派の寺院です。開祖は細川忠興。この辺りには、趣のある寺が点在しています。
建物内にある茶室「松向軒」は豊臣秀吉の北野大茶会に用いられたものを移築したと言われています。庭には、細川ガラシャ夫人のお墓があり、これにお参りするために訪れる方も多いようです。きっと、三浦綾子の「細川ガラシャ夫人」に感動した女性が多く含まれているのではないかと思います。
秋の紅葉の時期に訪問者は増えるようですが、四季折々に趣きある寺院でいつ訪れても十分楽しむことができます。
むしろ、私は、人気(ひとけ)のない冬の高桐院が大好きです。
庭に面した縁側に腰を下ろして瞑想にふけると、高名な僧侶になったような心持ちになります。是非、この縁側に10分間、腰を下ろして庭の枯山水を眺めてみてください。心が洗われます。
ただし、今は本堂の瓦の葺き替えで、来年(2019年)3月31日まで拝観休止中です。